エピローグ

 

     〜因果律の記憶〜

 

 

暗いので、飛ばしても構いません・・・

原案者より抜粋したものです・・・

 

俺は19の時から一人で育ってきた・・・

親はいない・・・

お袋は死別し、親父はどこかに逃げたままだ・・・

もはや、追おうなどとは思わない・・・

俺の祖父は軍人だった・・・

シベリア収容所で4年間の時を生き延びた真の軍人だった。

祖父は嵐の中で荒れ狂う幅40メートルにもなる川で溺れている犬を助けたという話を付近の人達から今でも、聞かされる・・・

祖父はおのが命より、己の信念が大事な男だった。

そして、祖父は俺を甘やかさなかった・・・

軍人上がりの祖父は俺を徹底的に鍛え上げた・・・

ガキの頃は反発していた俺だが、今では感謝している・・・

そうで、無ければ俺は本当に何の価値も無い屑になっていたからだ・・・

そして、祖父は常に俺に言い聞かせていた・・・

「おまえ自身の目でこの世界を見ろ」と・・・

 

俺は祖父が語るこの国の裏の顔を話してくれた。

国が制限をかけた教科書やマスコミでは知れない情報だ・・・

例えば、皆は韓舎というものを知っているだろうか・・・

戦後の区画整理まで長屋に住んでいた在日朝鮮人達の集落の事だ・・・

彼等の住まいは金の代わりになる豚などを飼っていた為、常に悪臭が漂っていた。

祖父の妻・・・つまり俺の祖母はそんな韓舎の住人に衣服や野菜を提供していた。

その代わりに祖母が経営していた和菓子屋を利用してくれるというシステムだ・・・

祖父はシベリアから戻ってくる際に当時の中国・・・支那を経由して日本から帰国してきた・・・そして、陸軍に所属していた祖父は支那の騙まし討ちに合って多くの友人を失った・・・だから、朝鮮系の人間は好きでない・・・

現に日本が終戦宣告を発表した際にこの在日朝鮮人の者達はここぞとばかりに周囲の日本人に暴行を加えたのだ・・・

祖父は嘘をつかない人だった・・・

それが原因で職を失った事もあるぐらいだ・・・それが何よりもの証拠だ。

だからこそ、俺は今でもそんな祖父の意思を信じているのだ。

 

ここではっきり、言っておこう・・・

現在、中国が言っている日本の戦争責任などでっちあげである・・・

何故なら、日本は経済制裁による圧迫が脱する為に戦争を始めたのだ。

生き残る為に立ち上がった勇敢な祖父達を誰が責められる?

その祖父達が命懸けで守ってきた世界で生かされている俺達に・・・

 

敗戦国にだけ戦争責任があると言うのなら、皆を納得させられる理由を述べてからにしていただこう・・・

そして、帰国した直後に祖父は大声で叫んだ。

「俺達は天皇に殺された!」

祖父は事故で亡くなるまで、天皇制の是非に疑問をもっていた。

そして、俺自身もマスコミが流す天皇の報道に疑問を持っていた・・・

法律にある通り・・・

天皇は内閣総理大臣を指名する者であり

天皇は日本が外国にアピールする飾りだ・・・

ところで・・・

何故、様をつけて報道するのか?

何故、彼らの挙式、病気、出産を大袈裟に報道するのか?

芸能人ならば話はわかる。

しかし、彼等は芸能人ではなければ魅力は無い。

ここで、右翼には二通りのタイプがある事を教えておこう。

先に述べた在日朝鮮人の一部は右翼の一部となって、今でも奇妙な宣伝カーを使って日本経済を混乱させようと暗躍している・・・彼らに愛国心など無い。

そして、愛国心が強すぎるのがもう一人の右翼の特徴である・・・

彼らの特徴が天皇を心酔してると言う事・・・

宗教に捕われた被害者でもある・・・

 

はっきり、言おう・・・

日本のマスコミは右翼と宮内庁が脅しをかけているのだ。

だから、北朝鮮並の擁護報道をするのだ・・・

特に最近、あった男児出産の際の報道は狂気じみていた・・・

マスコミの怯えようが如実に現れている・・・

彼の為に我々の税金はまたしても消費されるのだ・・・

王は必要である・・・

戦争の際に皆をまとめるシンボルとして・・・

しかし、宮内庁のシナリオ通りに振舞っている現皇族に存在意義はあるのだろうか?

今でも、真面目にはたらしている庶民は圧迫されていく一方なのに・・・

俺や祖父はそれが納得できなかった・・・

そして、祖父は死んだ・・・

不審点の多い事故死で・・・

わかるか?警察は右翼と関わりたくないのだ・・・

だからこそ、ロクな調査も無く祖父は早朝の田んぼ付近の溝で遺体で発見された事になった・・・

この時から俺の国に対する愛国心は消え失せた・・・

俺はそれまで、家族の為に国を守る為に戦うと誓っていた・・・

そして、皇族を守る為に自衛隊に入団するわけではないと・・・

それでも、俺は入隊した・・・

しかし、俺は一年で除隊した・・・

自衛隊は給料を貰う訓練学校のようなものだからだ・・・

俺が失望した原因は恒例の二時からの野球と馬鹿みたいな行進の訓練だった・・・

 

しかし、当然、そんな俺の再就職は厳しかった・・・

 

生活は決して良いものではなかった・・・

収入はようやく見つけた車で一時間弱先にあるバイトで稼いだ12万円のみ・・・

国民保険への加入費に14000、車の燃料費に月に6000円・・・

そして、二年に一回の車検に6万円・・・

そして、余ったお金から光熱費と食費を出さなければならない・・・

正直に言うと食べて寝る生活だったと言って良い・・・

 

俺には親や兄弟も無く・・・住んでいる所も都会でもなく、田舎でも無い当たり障りの無い町でひっそり住んでいた。

 

正直、毎日が憂鬱だった・・・

友人は皆、県外に出て、唯一いた友人も事故で他界してしまった・・・

俺は知力も平均並で・・・容姿も正直に言うと並以下だった・・・

唯一の救いはこの生まれつき備わっていた体力だった・・・

出なければ弱肉強食の競争社会では生きていけないのだ・・・

俺はやさぐれた男だった・・・

挨拶するのも、苦手で周りからはぶっきらぼうだと言われている。

でも、俺には数人いる友人さえ居てくれればそれで良かった・・・

どうせ、人生などというものは死への階段なのだ・・・

老いて行く自分を誤魔化しながら育っていく階段なのだ・・・

そして、人間の死には意味は無い・・・

何故なら、死ねば脳もその働きも終えるから、自分自身がそれ以上、考える事も感じる事も無いからだ・・・

俺は空っぽな人間に成り下がっていたのだ・・・

 

資源を使って暮らすにも値しないカス同然に成り下がっていた・・・

 

そんな、ある時、夕飯にしている弁当屋の近くにあったこじんまりとしたレンタルビデオ屋である作品に出会った・・・そのタイトルは・・・

ギャラクシーエンジェル・・・

最初に見た時は何てナメた名前だったと思っていた・・・

 

しかし、俺はパッケージに映った天使から目を離せなかった・・・

ピンク色の顔をした美少女だった・・・

 

俺は既に21才・・・今更、アニメなんかに浸っている年ではない・・・

現に同級生の友人は二人の子持ちだ・・・

 

こんなあか抜けたアニメをカウンターに持っていく勇気など俺には無い・・・

無い筈だった・・・

 

しかし、俺はカウンターへと持って行っていた・・・

 

今、思い出しても恥ずかしくて、情けない・・・

 

俺は、アニメの中の登場人物のミルフィーユ・桜葉に一目惚れしていたんだ・・・

 

そして、しばらくして俺はギャラクシーエンジェルのゲームを購入した。

俺も地に堕ちたな・・・この年でどうかしている・・・

 

でも、俺はミルフィーユ・桜葉から目を離せないでいた・・・

あの馬鹿女が持っている魅力から俺は離れられなくなったのだ・・・

 

俺は寝る度にこう思った・・・

あいつと同じ世界にいられたら楽しいだろうなと・・・

 

でも、俺には彼女を惹き寄せる魅力など無い・・・

つまりは高嶺の花というやつだ・・・

 

そして、そんな俺には一人だけどうしても気に食わないヤツがいた・・・

 

そう、それがタクト・マイヤーズだ・・・

 

俺とは正反対な男だ・・・

俺が最も、嫌悪する優しいだけの男だ・・・

現実世界では生き残れない夢想家だ・・・

 

俺はミルフィーユ・桜葉というキャラクターは好きだったが、

このGAの世界設定が気に食わなかった・・・

今の天皇のような子供の皇王に継承する馬鹿なEDENの民・・・

お高く済ましたセルダール・・・そして、それを認めるNEUEの民・・・

 

だから、変えたいと思った・・・

それが俺のギャラクシーエンジェルの始まりだった・・・

 

見たくない現実を彼等に見せ付けたかった・・・

絶対に勝てない最強の敵にどう立ち向かうのかが見たかった。

 

その為のGRA−000 アルフェシオンだ・・・

 

天使達がその過酷な運命にどう立ち向かうのかが見たかったんだ・・・

 

俺はつまり、ハッピーエンドという奴が気に食わなかったのだ・・・

 

まず、俺は自分が入り込める余地を捜し始めた・・・

 

EDENとNEUEに介入する為に・・・俺は旅立つ事を決意したのだ。

 

ミルフィーユの男にはタクトがいる・・・

 

ならば、それに限りなく対抗できるのは誰だ?

 

父親は少し弱い・・・

 

そうだ・・・一つだけ空いていたじゃないか・・・

 

兄としての座が・・・

 

そして、ミルフィーユの兄としてこの世界に旅立つ事にした・・・

 

あの馬鹿女には内緒だが、俺はリコと同じぐらいにあの馬鹿女が好きなんだ・・・

懐けれるのが、恥ずかしくていつも邪険にしているのだけなのだ・・・

ちなみにこの事をあいつに喋ったら殺すからな・・・

 

カズヤがリコを選んだ時、俺はこの物語りに終止符を打つ事にしたのだ・・・

 

タクトとカズヤの二人に俺の天使(妹)を託せるどうかを見極める為に・・・

 

 

ロキこと親父・・・マスター・アバジェス・・・ゼイバー・ブラウド・・・シリウス・・・

 

混沌の体現者こと神皇 ラスト・リヴェンジャー

 

完全の体現者 この俺、レイ・桜葉・・・

 

そして、俺は二人を戦わせた・・・

 

それが、絶対の体現者 カズヤとアプリコット・・・

 

そして、勝ち抜いた

 

奇跡の体現者 タクトとミルフィーユは・・・

 

最後に俺の分身たる創造主 因果律こと・・・

 

アキト・シラナミ こと・・・カルマと

エクレア・桜葉 こと・・・ウィルド・・・

に打ち勝った・・・

力だけでなく、言葉で・・・

 

そして、タクトとカズヤはその試練を乗り越えた・・・

 

今だからこそ、明かすが・・・

レイは俺の理性であり、ウィルドは俺の欲望だった・・

 

レイはこの世界を維持しなければと考えた俺の理性を・・・

 

そして、ウィルドはこの世界を壊したいと思った俺の欲望を体現してくれたのだ・・・

 

だから俺は目を覚ます事にした・・・

 

このGAの世界は既に彼等のものだからだ・・・

 

タクトはミルフィーユの男に相応しく成長したし、

カズヤはアプリコットの男として合格だろうしな・・・

 

そして、俺は再び現実世界で生きていくのだ・・・

レイ・桜葉ではなく・・・阿部 竜ニとして・・・

 

しかし、俺は時々、この世界に戻りたいと思った・・・

俺は妄想の世界で眠りにつき癒され、現実の世界と逃げずに戦う為に・・・

そのせいか妄想の世界では寝てばかりいたような気がする・・・

 

至って、不健康な生活サイクルだが・・・

 

現実世界で生き残れるのならばそれだけでいい・・・

 

俺はこの夢を見つづける為に

 

現実世界で地に這いつくばってでも生き続けるのだ。

 

それが俺の人生だ。

 

さてさて・・・・・・妹達が呼んでいる・・・

 

では、再び眠りにつくとしよう・・・

 

ギャラクシーエンジェルの世界へと旅立とう・・・

 

 

〜アプリコットの後日談〜

 

 

あの最終決戦の後、NEUEは一瞬にして復元されていた・・・

 

ケルシーさんやサンタローザさんも戻ってきて、リリィさんをいつも通りにからかっていた・・・後にリリィさんはセルダール最強の剣士となって道場を開いた・・・

今でも阿部の伯父さんに挑戦しているみたい・・・

 

アニスさんはお父さんと共にあちらこちらの効力を無くしたロスト・テクノロジーの回収に乗り出している・・・因果律の消滅により、効力を無くしたとはい言え、ロスト・テクノロジーは遺産としての価値は残っているのでお金になるとか・・・

お父さんといると苦労が絶えないと思うけどアニスさんはお師匠さんとか言って尊敬しているみたいだから・・・まぁ・・・いいかな・・・?

 

ナノちゃんはヴァニラさんと共に、新型・ナノマシンの開発へ尽くしている・・・もちろん、今回の教訓を生かして、クローン技術へ発展しないように監視を行っていない・・・カズヤさんも私も今回みたいに良いように利用されるのは嫌だし・・・

 

そして、驚いたのがカルーアさんとテキーラさん・・・とミモレットちゃん・・・

現在はトランスバールの皇居で伯父さんの補助役兼魔女としての修行中・・・お兄ちゃんが言うには伯父さんは最高の魔法使いだからだって・・・

でも、お兄ちゃん・・・私達との戦いでは強力な魔法を容赦なく使ってきてたようながするんだけど・・・?だったら、お兄ちゃんが弟子にしてあげれば・・・いや・・・でも、やっぱり無理だろうな〜・・・

伯父さんに弟子入りしたのは良いんだけど、元・弟子であるお兄ちゃんとテキーラさんはいつも喧嘩が絶えないらしい・・・ちなみにカルーアさんとテキーラさんはお兄ちゃんの計らいによって二人の人間として生まれ変わったらしい・・・んだけど・・・お兄ちゃんの事だから・・・何かイタズラをしてなければいいんだけど・・・はぁ〜・・・

 

追伸・・・伯父さんとお兄ちゃんで毎晩、ミモレットちゃんの争奪戦が繰り広げられているみたい・・・何でも最高の枕だとか言って・・・はぁ〜・・・

 

そうそう、ちとせさんはお父さんこと雅人さんと共に教育係として奮闘中・・・フォルテさんと雅人さんの相性が良すぎて、毎晩、飲みに出てるらしい・・・雅人さんって意外にお酒好きだったんだ・・・

ミントさんはNEUEで活躍中・・・でも、最近、古牙 望という人とアレスと名乗る人達が手強いライバル会社ブランド財閥を建立して日々、競争中らしい・・・

追伸・・・今でもお父さん宛てにそのブランド財閥製のアクセサリーが届いていくる。

お父さんは・・・ん、ん・・・コホン!

『か〜!相変わらずセンスがねぇな〜!』

と言いながら、自分で改造したものを送り返しているみたい・・・

後日、それと似た物がブランド財閥の人気商品になった時は驚いた・・・

 

「何、ヘタクソなモノマネをしてるの?リコ叔母さん・・・

 

お、叔母さん・・・!?

 

「・・・シリウスく〜ん?私はまだ、20代前半だっていう事を・・・」

にこにこと近寄る2×才のアプリコット・桜葉・・・

「な、何だよ・・・」

ジリジリ・・・と後ずさる金髪の少年ことシリウス・桜葉・・・

 

「な・ん・か・い・い・え・ば・わ・か・る・の・か・な?」

 

ぎゅう〜〜〜〜〜!!!

 

「いでででで!?ご、ごめんなさい!!リコお姉さん!!」

「うん♪素直でよろしい♪後で一緒にお風呂に入ろうね〜♪」

なでなで・・・・・・

「いいです!!遠慮します・・・」

「駄目♪」

(ふん!母さんの方が胸が大きいからお前には興味ないんだよ・・・)

「・・・・・・・・・」

ぎゅうううううううう!!!

「ひぎゃああああああ!!!」

 

はぁ〜・・・・・・

 

さて・・・この少し、口の悪いシリウス君はタクトさんとお姉ちゃんの一人息子・・・

最終決戦の後ですぐに生まれた子で現在7才・・・

だけど、スポーツ万能で頭も非常に良いの・・・

お兄ちゃんの事を“隊長”と呼んで慕っているみたいだし・・・

何で、この名前にしたのかはわからないけど、というかその名前のせいなのか・・・

お姉ちゃんやお兄ちゃんや一部の人以外を除いた人には懐かない・・・

特にタクトさんとは仲が悪くてお姉ちゃんが仲裁に入るのを良く見かける・・・

ちなみにお父さんはシリウス君に・・・コホン!

「狼になれ!!」

「はい!師匠!!」

という意気込みで毎日、トレーニングに励んでいる・・・

 

「ねぇねぇ・・・今のへったくそなモノマネは・・」

「シ・リ・ウ・ス・く〜ん♪」

ギュウウウウウーーーー!!!

「ギブ!ギブ!!きまってる!きまってますってば!!」

「あれ〜おかしいなぁ・・・抱きしめてあげたのにな〜?」

「げほ!げほ!頚動脈をしめる抱きしめ方は抱きしめるとはいわないです!」

 

「あ♪お兄ちゃん!来てたんだ〜♪」

「よ、よう・・・」

 

さて、二階から降りてきたこの娘(こ)は私とカズヤさんの一人娘 エクレア・・・

カズヤさんと私にそっくりなとっても可愛い娘なの!

年はシリウス君より一つ下の6才・・・

あれ・・・・・・何で、そんなに驚いた顔をするのかな?

ちなみに、カズヤさんと結婚するまでにひと騒動あった・・・簡単に言うと、お父さんがカズヤさんに試練を与えて、私の家で住み込んでお父さんと戦ったんだけど、それはまた、別の機会という事で・・・

 

「お兄ちゃん!今日はお医者さんごっこをする約束だったよね〜んぐ!!」

「わわわ!!し〜!!し〜!!」

慌ててエクレアの口を塞ぐシリウス・・・

しかし、既に時は遅し・・・

「シ・リ・ウ・ス・くん?」

ニコニコ・・・

「いや!これはその!!」

「エクレアが好きなのは良いけど、ほどほどにね〜!」

ギュウウウウウ!!

「ぐあああ!!き、きまってますってぇーーー!!」

「エクレアはまだ、子供だからね〜?」

「わ、わかってますってばぁっ!!」

 

エクレアの名付け親はお父さんとお母さん・・・

洋菓子の名前なんだけど、お父さんは・・・ん、ん・・・コホン!

『エクレアの名前にはエレナのエレに・・・サクラのク・・そして、お前のアプリコットのアも入っているんだぞ〜!』

とか言っていたけど、間違いなく嘘だろうと思う・・・

 

ガチャ

「ただいま〜♪」

あ、お姉ちゃんが帰ってきたみたいだ。

シリウス君は一目散にお姉ちゃんの元へ走っていく、いつもの事だ・・・

「おかえり、母さん。僕が持つよ。」

「あ、そう〜?それじゃあお願いね〜♪」

 

お姉ちゃんがシリウス君に続いてリビングへ入ってきた。

実は、お姉ちゃん達と私達はこの家で同居をする事にしたの。

 

理由は私とお姉ちゃんが一緒に暮らしたいと言ったからだ。

ちなみに、お兄ちゃんも週に何回は泊まりにくる・・・

さすがに奥さん(シャトヤーン)と娘さん(シヴァ)は連れてこないけど・・・

 

「お帰り、お姉ちゃん。」

「ただいま〜あ、そうそう・・・今日はお兄ちゃんが来るから一人分追加ね。」

「お兄ちゃん、食べるかな〜?」

お兄ちゃんの食事嫌いはいまだに治ってない・・・

「大丈夫♪大丈夫♪リコが作るんだから・・・」

お姉ちゃん・・・私はお兄ちゃんのエサじゃないよ・・・

 

そして、二時間後タクトさんとカズヤさんが帰ってきた。

二人は教訓である、クローン技術の開発を根絶する為に日夜、紋章機などで監視したり、お兄ちゃんの下で雑務に励んでいる。

 

ちなみにお兄ちゃんは本当に気楽に戻ってきた・・・

「ハロ〜♪や!リコもカズヤも元気そうだね〜!HAHAHA〜!」

と一言だけで・・・

無論、戦死扱いされていただけに・・・

その時のみんなの怒り様は半端ではなかった・・・

特にお姉ちゃんは凄かった・・・

怒ってるのか、泣いているのかがわからないぐらいに・・・

とは言え、ブラウドとの戦いの際の功績を配慮され、除隊したお父さんの後釜で再び桜葉大将として戻ってきた・・・お兄ちゃんはかなり嫌がっていたけど・・・

ちなみに、最終決戦の後で私達はしばらく、ルクシオールに乗って、復興支援にあたっていた・・・その時にお兄ちゃんがひょ〜いと戻ってきたのだ・・・

そして、お兄ちゃんには罰としてパテシィエと働く事を課せられた・・・

もの凄く嫌がっていたけど・・・罰だから・・・

ちなみに昔は幽霊大将と呼ばれていたお兄ちゃんは・・・

現在、パテシィエ大将として有名である。

 

「お帰りなさい、カズヤさん。」

「うん、ただいま・・・リコ・・・ンッ・・・」

チュッ

 

「あ〜タクトさん、私達もしましょうよ〜えい♪」

「へ?うわ・・・んっ?」

チュッ

 

「エ、エクレア・・・ぼ、僕達も・・・」

「うん♪」

チュッ

 

これが、私達のいつもの情景になっていた・・・

 

そして、夕食時・・・お兄ちゃんが帰ってきた。

ここからが、大変なのだ・・・

 

ピンポ〜ン♪

 

「あ、レイさんじゃない?」

「んげ!?」

「あ、うん・・・多分そうだろうね。」

「私が迎えに行ってくる〜♪」

「隊長〜〜〜!」

お姉ちゃんとシリウス君が迎えに行ってる間に

私はお兄ちゃんの夕食を出す事にした。

 

「タクト・・・これとこれはやり直しだ。」

そして、いつもの如く、お兄ちゃんがタクトさんに何枚かの書類を返す・・・

そして、ここからいつも始まるのだ・・・

「あ?ふざけるなよ!これの何処が悪いんだよ!?」

「字が汚い・・・それだけだが?」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「ふっ・・・ここまで字が汚いと、俺の部署の恥になるからなぁ〜・・・文句あるならかかって来い。」

「・・・上等だ・・・表に出ろ・・・この野郎・・・!!」

 

「ふ、二人共・・・喧嘩は駄目ですよ!!」

「そ、そうですよ!喧嘩してどうするんですか!」

「はぁ〜・・・」

私達が仲裁しても治まった試しは無い・・・

 

そして、ごく稀に・・・

 

「チェ〜〜〜スト〜〜〜!!」

バキッ!ドゴォッ!

「グア・・・!」

バタッ!!

「・・・ッ!」

パタッ!!

タクトとレイは仲良くオネンネした?

 

「師匠っ!!」

「ロキさん!?」

「あ、お父さん、お帰り〜!!」

 

「オッス!おう!シリウス!相変わらず狼を目指してっか!?」

「はい!師匠!!」

 

こうして、お父さんが仲裁?に入ってくれるのだ・・・

 

色々あったけど、今ではこうして平穏に暮らしている・・・

 

因果律ことカルマを生み出すきっかけになったクローン技術はその応用の危険性が発表されて、完全に根絶された。

だから、第二のカルマを生み出すような事は無いだろう・・・

私達は学んだ。

私達に必要なのは富の為の進化や発展ではなく、今のこの生活そ維持させる為の発展が大事なんだと言う事を・・・

クイクイ・・・

「・・・?」

エクレアが私に微笑んでいる。

だから、私も笑いながら返した。

「エクレア?どうしたの?」

「ママは楽しい?」

「え?」

「今が楽しい?」

そうか・・・この娘は・・・

「うん♪」

「えへへ・・・良かった♪」

 

そう言いながら、エクレアはタクトとレイを嬉しそうに見ていた・・・

 

「この野郎・・・!!」

「いきなり、何しやがる!!」

「おお!?やる気満々だな二人共!?」

「三人とも喧嘩は駄目ですってば〜!!!」

 

そして、日々は過ぎていくんだ・・・

 

「カズヤさん・・・」

「うん?何?」

3人の喧騒とそれを止めに入っているお姉ちゃんを見ながら私はカズヤさんに話しかけた。

「ありがとうございます。私を選んでくれて・・・」

「リ、リコ・・・・・・」

「そして、これからも私の傍にいてくださね。」

「うん!リコの方こそ僕の傍を離れないようね?」

「カズヤさんが、浮気をしない限りは・・・」

「あ、あはは・・・手厳しなぁ〜・・・そんな事しないよ・・・」

「えへへ・・・冗談ですよ。」

 

「浮気・・・シラナミ大佐・・・今の言葉は本当か?」

手の関節を鳴らし始めるレイさん・・・

「浮気・・・大人の階段へまた一歩近づいたな!」

ビッ!と親指を突き出すロキさん・・・

というか、大人の階段というのは、あなたのつくった階段の事ですか?

「浮気っておだやかじゃないなぁ〜・・・それとロキ、カズヤを悪の道に染めるな。」

相変わらずニコニコと誘導尋問をするタクトさん・・・

と言いつつ、何処となく、楽しんでません?

「カ・ズ・ヤ・くん?」

同じくニコニコしながら、詰め寄るミルフィーさん・・・

と言うか、何処と無く怒っていませんか・・・?

「ちょ、ちょっと・・・みなさん・・・何か誤解してません!?」

「ば〜か・・・」

 

「さぁ・・・イッツ!ショータイム♪おい、お前等、両手を押さえろ!」

「な、何ですか!?その猫じゃらしは!!」

「誘導尋問に欠かせないものさ!」

ビシィッ!!

「無意味に親指を立てるのはやめてください〜!!」

 

「パパ・・・イヤなの?」

「た、助けて!」

「う〜ん・・・シリウス君がお父さんがお母さんに意地悪したからだって・・」

「シリウス〜!!!!」

「♪〜♪〜」

「口笛を吹いて誤魔化すな!!スルーしないで〜!!」

 

そんなカズヤさんを見ながら私は心の中でささやいた。

 

カズヤさん、愛してます!

 

この後・・・

 

EDENとNEUEは二人の選出された代表者が統治する事になった・・・

 

EDEN代表    NEUE代表

 

シリウス・桜葉   エクレア・桜葉

 

 

これで・・・一応、俺の夢はひと段落を迎える・・・

 

もし、ここまで読んでくれていた者がいて、今、就職などで崖っぷちに立っている者がいたら言いたい・・・

残念ながら、今の日本は金の国だ。

 

金だけが己を守る国だ・・・

 

俺のように個人の趣味に走るのもいいが

 

それでは結果的に人生をまっとうするのは難しい・・・

 

だから、現実の世界で粘ってほしい・・・仕事や学校を辞めないでほしい・・・

 

タクト・マイヤーズのように何度、打ちのめされても立ち上がって欲しい。

 

俺から、見ればどうしようもない男だがその根性だけは認める・・・

 

諦めない限り活路は必ずある・・・

 

俺はそうして、ここまで生き延びてきた・・・

 

そして、これからも、生き延びてみせる。

 

しかし、この世に天国は無い。

 

楽しい事より、辛い事の方が多い・・・

 

だから、おそらくは途中で何度も挫折するだろう。

 

そんな時は

 

このギャラクシーエンジェルの世界に戻ってくるといい・・・

 

そして、天使達に癒してもらうといい・・・

 

そして、再び立ち上がろうとする者を天使達は見捨てない。

 

もし・・・今、君の傍に大事な人がいないのなら、天使達の為に戦えばいい。

 

この過酷で理不尽だらけの現実世界と・・・

 

そして、天使達は君達と常に共にいる・・・

 

君の心の中に・・・

 

君が諦めない限り・・・

 

だから、最後まで戦士として戦うんだ。

 

人生の若い頃なんていうのは桜葉のように短い・・・

 

だから、中には年をとっていく事に焦りを感じる者もいるだろう・・・

 

しかし、人間はその気になれば、桜葉のように根強い・・・

 

だから、最後まで頑張るんだ。

 

タクト・マイヤーズのように・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・最終章

〜Fate of cherry leaf〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでご愛読いただき誠にありがとうございます〜!!

<(_ _)>

 

なお、後日談のパロディとしてこれからも書いていくつもりですので

もしよければご覧下さいませ〜♪

 

今後の予定は・・・

 

アプリコットさんを僕に下さい!

 

逆襲のミモレット

 

ルクシオールラジオ レイ・桜葉編

 

の三本を予定しております〜♪(^^)

 

サ○エさんかよ!!(°Д°;)

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system