後日談?

逆襲のミモレット

 

〜BEYOND THE LINE〜

 

 

 

 

 

〜前編〜

 

死神のメシアも今は昔・・・?〜

 

真の敵であった絶対者 因果律を倒した後、

生き返った(因果律に生き返らされた)俺ことレイ・桜葉

マスター・アバジェスの計らいにより、

タクト達の教育係兼ボディガード兼紋章機の整備士兼パテシィエとして

働いている

(なんか仕事の量が多すぎないか?俺だけよぉ・・・)

 

・・・・・・にしても・・・

 

「いらっしゃいまっせ〜♪」

 

    ・・この俺がパテシィエだと・・・?

 

ふざけんなよ・・・コラ?

 

事情を説明すると蘇った(蘇らされた)俺はシャトヤーンの部屋で目を覚まし、

シャトヤーンとシヴァにもの凄く怒られて、

シヴァにタクト達に謝れと言われて

タクト達のネオ・ルクシオールまで連れて行かれ、

謝罪に行くが、因果律を倒させる為に俺が取った数々の挑発行為に

リコが怒っていて、俺の事を死神のメシアのままで認識し・・・

 

「“メシア”さん、ガトーショコラ一つお願いします♪」

 

と可愛らしい笑顔で言う始末で事実上兄妹の縁切り状態・・・・・・

クスン・・・だって、しょうがないじゃん!

 

んで、それを見かねたマスターは俺をリコと仲直りをさせようと

俺にパテシィエにしてリコの機嫌取りをさせようと取り図ってくれたのだが・・・

他のガキ共にも給仕する羽目になり、うんざりしている・・・

 

    ・・・・・ちなみに今、笑った奴は地獄行き決定な。

 

もちろん、リコ以外の奴にはレプリケータ製のデザートを振舞っている・・・

    ・・ったく、人間てのは何でここまで食にこだわるのか・・・

    あの馬鹿女(ミルフィーユ)同様に・・・

     

「はぁ〜・・・」

 

というわけでいきなりだが俺は麻雀を打っていた・・・相手は一人だ・・・

 

「あ!ツモだ♪」

 

相手は馬鹿女・・・ちなみに俺が誘った訳じゃない・・・

 

運だけしかとりえがない馬鹿と誰が牌なんかうつもんか・・・

 

部屋の風呂で酒を飲みつつくつろいでいたら、この馬鹿女が乱入・・・

 

叩き帰そうとしたら泣き出してしまい、

一緒に風呂に入る代わりに麻雀を打つことになったって事で

妥協する事に成功した・・・

 

あん?うらやましいだって?冗談じゃねぇ!

 

大体、こいつの裸など憑依してる時に見飽きてるし・・・

んなものに興味はねぇんだよ・・・

 

昔ッからこの馬鹿女は人の風呂に乱入してきたのだからな・・・

代わって欲しけりゃ代わってやる・・・

いや、むしろ代わってくれ・・・いやマジで・・・

 

俺の平均睡眠時間はこの馬鹿女のせいで

12時間から7時間へと落ち込んでいる・・・

風呂、酒、そして何より睡眠こそが俺の楽しみなのに・・・

 

このクソ天然カマトト馬鹿女め・・・!

 

「すご〜い!」

 

ちなみに馬鹿女の役は大三元・・・

この天然め・・・

カマトトぶるな・・・

テメェ・・・その役は絶対に狙ってただろう・・・

 

「へぇ〜・・・お前でも大三元ぐらいは知ってたの?見直したぜ・・・」

 

「えへへ〜♪」

 

「・・・・・・」

 

イヤミだってぇのに・・・この野郎・・・・わざとだな・・・

こうして、俺は今日もこの馬鹿女に振り回されて寝ることになった。

    ・・これって労災にならねぇのか?いや、マジでよ・・・

 

次の日・・・またしても、俺が寝てる時にこの馬鹿が不法侵入してきた。

そして唐突に・・・

 

「今からお兄ちゃんのお風呂を貸して♪」

 

「・・・・・・・・・」

俺は目を擦りながら馬鹿女に近寄って・・・・

 

「人の安眠を妨害しといて何ふざけた事抜かしやがるんだ・・・コラ?」

 

「ぎにゃ〜!!イタイ!痛いよ〜!」

 

「痛くしてるんだよ・・・オラ・・・オラァ・・・!」

 

俺は馬鹿女に陰月流 ウメボシ(頭ぐりぐり)を食らわした。

 

       そんな技は無いぞレイ・・・(BY アバジェス)

 

「み、みんなで大きい風呂に入りたいって話になったの〜!」

 

「ん?みんな・・・?」

 

レイはみんなという言葉に梅干しを中断した。

 

「ふぅ〜ふぅ〜そうだよ〜・・・う〜痛いよ〜・・・」

 

ミルフィーユはベソをかきながら頭をさすっているが、レイはそんな事もお構い無しに妹の肩を掴んで揺すり始めた。

 

「う、うわぁ〜!な、なに!?なに!?」

 

「・・・リ、リコも参加するのか!?どうなんだ!?ああ!?どうなんだ!?リコも参加するのか!?オラァ!!言わないと叩きのめすぞコラア!!」

 

揺する速度が更に加速する・・・

 

「う、うん、する!するってば〜!!め、目が回る〜〜〜〜!!」

 

「し、仕方ないなぁ・・・と、特別に貸してやろう・・・」

 

これが仲直りへのきっかけになるかもしれん・・・

 

嘘付けぇっ!堯福Д゜#)

 

「キャン!」

レイはパッと妹を解放してしまった為、ミルフィーユは思わず尻餅をついてしまった。そしてレイはコホンと咳払いをして本題に入った。

 

「そ、それで俺も参加してもいいのか?」

 

「え!?だ、駄目だよ!」

 

「・・・ど、どうしても・・・?」

 

「駄目だってば!もう!お兄ちゃんのエッチ!」

 

ムカ・・・

 

「・・・お前とあの馬鹿にだけはそのセリフを言われたくねぇっ!!」

 

ゴン!

 

「い!?いったーい!!うあ〜ん!!」

 

レイは半ば八つ当たり気味でミルフィーユの頭をどついた。

 

もちろん本気で殴ったら頭が砕け散るのである程度は手加減をしている。

 

「ふん・・・」

レイの部屋にミルフィーユの泣き声が延々とこだました・・・ちなみにレイの部屋は防音仕様なので外に泣き声は漏れない・・・

 

そして、俺は部屋に来たリコ達と入れ替わりに部屋を閉め出された・・・

ちなみに途中ですれ違ったリコとは・・・

 

「あ、メシアさん、お風呂貸してくれてありがとうございます・・・」

 

「あ、あは・・・あははは・・・いえいえ・・・」

 

とにっこりして言ってきた・・・意外とリコは馬鹿女同様に根に持つところがある・・・まぁ、そういうところも萌えポイントと言えば聞こえはいいんだが・・・気をつけろよ。カズヤ・・・・・・あん?タクト?誰だその間抜けな奴は・・・

 

「はぁ〜・・・一体どうしたらいいんだ・・・」

 

俺は煙草もくわえず公園のベンチで時間を潰していた・・・

俺とロキはリコにタバコを吸うなと厳重に注意されている為禁煙中だ。

この禁煙を破った時はリコは馬鹿女に酒を飲ませると言っている。

ちなみに、酔っ払った時の馬鹿女には俺やロキですらまるで歯が立たない・・・

まさに命懸けだ・・・畜生・・・

 

「シャトヤーンとシヴァは今頃何をしているんだろうなぁ・・・」

 

実はマスターの命令でリコが俺をお兄ちゃんと呼ばないと・・・い、いや俺を兄と認めないとシャトヤーンやシヴァと会うことは許さないという事になっている・・・

 

    ・・というかこの船から出る事も許されない・・・

 

    ・・というかお約束すぎやしないか?

 

この作者都合の設定は・・・

 

コラ、因果律・・・あまりにも短絡思考だろうがよ・・・

 

「はぁ〜・・・結局俺一人が悪者かよ・・・」

 

そう思うと何かムカついてきたな・・・

 

「お!?レイは〜ん♪」

 

「?」

 

背後から人の気配を感じて俺が振り返るとそこにはコロネの奴がいた・・・

・・・にしても俺も随分と鈍ったものだ・・・ここまで感知できないとはな・・・

ちなみに今の俺は限りなく人間に近い・・・

簡単な魔法は仕えるが以前みたいに実体を消したりなどはできない・・・

「レイはんがこんなところで一人なんて珍しいなぁ〜」

 

「・・・・・・」

 

「あ、わかったで!さてはリコの事やな?」

 

「っせぇ・・・」

 

レイはバツが悪そうにフイと顔を背けた。

 

「あっはっは!図星やなぁ〜♪」

 

「テメェ・・・俺に喧嘩売ってんのか・・・」

 

レイはコロネを睨みつける。

 

ちなみ今のレイはバイザーをしてない・・・

 

レイの顔は恐ろしいほど整っているので睨みつけるとやはり迫力があるのだ・・・死神のメシア時代の名残でレイはクルー達にはある意味怖がられている・・・現に今までアプリコットにちょっかいを出していたクルー達がピタリと途絶えている・・・

 

「や、いややなぁ〜元気がなさそうやなぁ〜って思っただけやんか〜!」

 

「・・・今、思いついただろう・・・?」

 

「・・・・・・・・・・あ、あっはっはっは・・・」

 

「・・・まぁいい・・・じゃあな・・・」

 

ここでこの女の相手をする程、俺は酔狂じゃない・・・そろそろ一時間立つ・・・あいつらもそこまで長風呂はしまい・・・

 

「あ、まってぇ〜なぁ〜そんなに邪険にせんでもええやん〜」

 

「・・・はぁ・・・俺に何か用か?」

 

「いや・・・用ってかそのただ話そかなと思っただけやねんけど・・・ほ、ほら紋章機のエンジンの改良点について・・・やっぱ、開発者に聞いた方がええやろ?」

 

「ロキに聞いてくれ、あいつもその一人だ・・・俺はもう寝る・・・」

 

「それがロキはんったら朝からちっとも姿をあらわしておらへんのや〜ほんまに困った人やで〜・・・」

 

あ〜・・・今、何か少し親近感が湧いた・・・

 

「ったく仕方ない奴だな・・・あいつは・・・」

 

「そ、そこでや・・・これから格納庫まで一緒にいかへん?」

 

「頼むから寝かせてくれないか?後でGAシリーズの開発図面を送っておくからよ・・・それでいいだろ?」

 

「あ、あぁ・・・おおきに・・・」

 

いまいち憮然としないコロネを残してレイは部屋へと帰った。

 

「・・・ん?」

自分の部屋に帰りついた俺は部屋に人の気配を感じた・・・

 

女はあいつらで・・・男が二人・・・?・・・・・・・覗きか・・・

 

「・・・まぁ・・・誰かは想像がつくがな・・・」

 

ふふ・・・いい度胸している・・・

 

制裁開始だな・・・

 

「うっほぉ〜♪やっぱりサイズ的に言えばフォルテが一番だな〜♪」

 

「ん〜やっぱり俺はミルフィーが一番かなぁ〜」

 

「はっはっは!いたってスタンダードな感想だな・・・なんせ俺の自慢の娘だからな、あいつもリコも発育だけは異常に良かったんだ。エレナの遺伝だなぁ〜うんうん。」

 

風呂をこっそり気配を消して覗いているのは

主人公ことタクト・マイヤーズと義理の父であるリョウ・桜葉ことロキだ。

 

「ん〜アニスも中々だな〜やはり鍛えているだけはあるぜ・・・」

 

「やはり拳を極めるとそういうのに詳しくなるのか?」

 

「あたぼうよ!伊達に拳神と呼ばれているわけじゃないんだぜ?」

 

ロキはこう見えて実はこの世で最強の格闘家である。

ちなみに今、この二人はヒソヒソ声で会話している。

 

「ん〜リコも凄いなぁ・・・17でここまでくるとはなぁ・・・」

 

「しかし、カズヤにばれたら大変だろうなぁ〜・・・」

 

「なぁ〜に、カズヤには今頃ベットですやすやさ・・・」

 

「・・・・」

 

俺はその一言でロキがカズヤに何をしたのかが検討がついた・・・

 

「ちなみに俺は一目でスリーサイズを当てれるんだ。正解率も100%のお墨付きだ・・・カズヤとお前になら特別に教えてやるぞ?プレゼントの時に役に立つだろう?」-

 

「俺に何をプレゼントさせる気だよ・・・」

 

「か〜!馬鹿だなお前は!!そりゃ〜お前・・・服とかエプロンとかブラとか・・・」

 

ちょっと待て・・・・・・というか、お前に言われたくは無い。

 

「お前はもしかして俺とミルフィーを離婚させたいのか?」

 

「何でだよ!?」

 

「なら、お前はエレナさんに何をプレゼントしてきたんだよ?」

 

「おう!毎年、ブラをプレゼントフォーユーしてるぜ!」

 

よく我慢してますね・・・エレナさん

 

    ・・この真性の馬鹿相手に・・・

     

「リコには成長躍進賞(前回の記録を大幅に更新した事を賞賛する賞)としてスパイダーGM−3をプレゼントしてやるか・・・ふふ、あいつの喜ぶ顔が目に浮かぶぜ・・・」

 

喜ぶところか悲鳴をあげるな。絶対に・・・

俺の紋章機かけてもいい・・・

ちなみに通称GM−3とはMSなどでは無く蜘蛛のリアルフィギュアだ・・・

そしてリコが男性恐怖症になったのはこのロキのせいである・・・

全国のリコファンの諸君、この馬鹿を殴ってもかまないぞ?

ちなみに怪我しても保証はしない・・・

 

「リコは一年おきに見ていたんだが、本当に凄いなぁ〜」

 

    ・・こいつ・・・本当に犯罪者だ・・・

     

神界に高校生として迷い込み→浮浪者→盗賊→戦士→英雄→鬼

そして現在、桜葉家の主兼旅人→覗き魔・・・

情けない・・・ああ・・・本当に情けない・・・・

 

「しかし、ここってあいつの部屋なんだよな?あいつが帰ってきたらマジでまずいぞ・・・」

 

なんせリコがいるからまず生きては帰れないだろう・・・

「ビクビクすんな!男だろう!?」

 

「・・・・・・覗き魔がよく言う・・・」

 

「!!!!」

 

俺たちが揃って振り返るとそこにはあいつが仁王立ちしていた。

「ぐるるる・・・」

と低いうなり声を上げているのは小鳥へと擬態しているアルフェシオンだ・・・いつもはピーと可愛くなくのでリコがPちゃんと名付けて飼育しているのだが・・・そうか・・・このアホ鳥は見張り役だったのか・・・

 

ちなみにリコやカズヤには懐いているが俺やミルフィーには敵対心むき出しで、この前は頭を撫でようとしたミルフィーを本気で殺そうとしていた・・・この鳥畜生め・・・アバジェスが機体を回収しなければこの馬鹿鳥は永遠に闇の中に葬れたんだが・・・

 

「他の女など知った事ではないが、リコがいたのはまずかったな・・・」

 

レイの目が細まる・・・やばい、本気で怒ってるな・・・って当たり前か・・・

 

このシスコンめ・・・もう少しまともな箇所で本気になれよ・・・

 

「・・・お前達を突き出す・・」

 

「・・・破ッ!!」

 

「ぐっ!?」

 

それは一瞬の出来事だった・・・

ロキの光速のストレートが見事レイの鳩尾に命中したのだ・・・

レイはそのまま気絶したらしい・・・

「ふぅ・・・あぶねぇ・・・あぶねぇ・・・」

「ぴー!ぴー!!」

レイを心配して飛び回る鳥畜生・・・しかし・・・ロキは容赦しなかった・・・

「おりゃ!!」

飛び回っていた鳥ことアルフェシオンを捕獲し首筋あたりを軽く押した。

すると鳥も眠るように倒れた・・・おそらくは陽輪流の技かなんかなのだろう・・・ロキが聞いて欲しそうだったので聞いてやる事にした・・・

「い、今の技は一体・・・」(*注 棒読み)

「陽輪流 大工の○さん」

嘘つけ。

 

〜堕ちた悪魔?〜

 

「てて・・・・・・ここは独房・・・?」

俺が目を覚ますとそこはルクシオールの独房だった・・・

独房・・・囚人を収容するいわば牢獄に近いような場所である・・・

 

まぁ、そんな事はどうでもいい・・・

 

問題はどうして俺がこの独房に収容されていたのかという事だろう・・・

読者の諸君・・・今、俺の頭の中には史上最悪の展開が想像されている・・・

まぁ・・・独房に入れられているという事は俺が何かの罪を犯したからだろう・・・

 

あ〜・・・考えたく無い・・・

 

まぁ何だ・・・その・・・とどのつまり、俺はぶっちゃけ覗き魔に仕立て上げられたって事だな・・・やれやれ・・・・・・って!何、冷静に分析してるんだ俺は!?これってつまりは最悪の状況になったって事だろうがよ!

 

馬鹿馬鹿馬鹿!俺の馬鹿!!

 

こうしてはおれん!直ちにあの馬鹿コンビ(タクト&ロキ)をとっちめ、マスターに今回の事件の事を報告をせねば!

俺はロックを解除して、独房から脱出して、マスターの元へ向かう・・・

 

向かうつもりだった・・・

 

しかし、脱出した先には・・・エンジェル隊の面々が待ち構えていた・・・

無論、その中には妹リコと馬鹿女も混ざっていた・・・

くそ・・・あの目は完全に俺を覗き魔として見てる目だぞ・・・

 

「待て!お前達は勘違いしてる!俺は覗きなんかして無い!していたのはタクトとロキの二人だ!俺は止めようとしただけだ!」

「嘘つき!」

「う、嘘つき?・・・は、はぁ!?」

突如、妹(ミルフィーユ)からの先制攻撃にレイは思わず素っ頓狂な声を出してしまった。

「だって、お兄ちゃんってばしきりにリコとお風呂を一緒にしたがってたじゃない!」

「・・・っ!」

この時、アプリコットの表情が強張った

コラコラコラ・・・誤解を招くような言い方はやめろ・・・

てかさぁ・・・読者の皆さんよぉ・・・

 

この馬鹿女・・・始末してもOK?

 

「お前等なぁ!常識で考えてみろ!覗きをしそうなのはどう考えてもあいつ等(タクトとロキ)の方だろうが!」

『・・・・・・・・・』

「・・・・・・・・・」

 

レイとエンジェル達の間に少しの間、沈黙が訪れる・・・

 

「呆れた奴ねぇ・・・二人に濡れ衣を着せるなんてね・・・」

とランファ

「タクトさんはそんな事はしないもん!」

と馬鹿女・・・

 

「今の沈黙は何だ!?後、馬鹿女!その言い回しだとロキはそんな事をするって事だろうが!」

 

というか、俺は別にツッコミ役なんかでは無ければ、ダメダシ役でも無い。

 

「レイさん・・・僕はあなたを見損ないました・・・」

と言って登場したのは義弟ことカズヤ・・・

 

「カ、カズヤ・・・お前も俺が覗きをしたと思っているのか・・・?」

「レイさん・・・」

「俺を信じないで、タクトとロキを信じるというのか・・・カズヤ・・・」

レイは訴えかけるような視線でカズヤに問いかけた。

「で、でも・・・」

「カズヤさん!騙されちゃ駄目です!」

「リ、リコ・・・?」

「その人は死神のメシアなんです!きっと嘘に決まってます!」

 

 

グサッ!

 

 

その一言が一番堪えた・・・

「リ、リコ・・・いくらなんでもそれは言い過ぎだよ・・・」

 

空気を察したカズヤはアプリコットに謝るように諭すが・・・

アプリコットはレイを疑っていて、謝ろうとはしない。

 

「・・・・・・」

「ちょ、ちょっと!?」

 

レイはエンジェル達を半ば強引に掻き分けてその場所を後にした・・・

 

(リコの馬鹿・・・クスン・・・)

 

           一方、その頃タクトはというと・・・

 

「それで、お兄ちゃんてばタクトさんに濡れ衣を着せようとしたんですよ?」

「あいつらしいな・・・はは・・・」

(どうしよう・・・実はレイの言ってる事が本当だなんてバレたら・・・)

 

俺はそのケースの想像をして、シュミレートしてみる事にした・・・

 

「タクトさんのエッチ!馬鹿ーーーー!!」

 

はい、シュミレート完了・・・

俺の言うべき事は既に決まっていた。

 

「いいさ・・・ミルフィーが俺を信じていてくれるなら・・・」

「タクトさん・・・」

 

真相を知らずにタクトにときめくミルフィーユ・・・

彼女はタクトを信じて疑わない・・・

例え、タクトの言ってる事が嘘だとしても彼女は疑わない。

 

そうかい、そうかい・・・ぺっ!(゜Д゜#)

 

その晩・・・PM 22:22

 

展望公園の屋台では・・・

 

「リコの馬鹿・・・馬鹿ヤローーーッ!!」

屋台では腰掛け上級士官の恰好をした美青年が片手にグラスを持ったまま月に向かって吼えた。

かつて、最強のパイロットと呼ばれた優秀な男はその面影を残さない程までにやさぐれていた・・・

「レイさん・・・これ以上はまずいですよ・・・」

そう言って男を気遣うのは屋台の親方かつカズヤの友人 ランティである。

無論、ランティがこの死神を尊敬しているわけではない。

ただ単に怖いからだ。

 

「るっせぇ!テメェに何がわかるってんだ!?」

「す、すいません!」

男は酔っ払いの定番台詞をランティに叩きつけた。

実に乱暴なレイの言葉だが、この台詞を叩きつけられたらこう言い返そう。

 

“わからねぇよバーカ”(´Д`)と・・・

 

その時、何を思ったかのか、レイはランティに話しかけることにした。

「ランティ・・・お前は悔しくねぇのか?」

「・・・?はい?」

ランティの返答は実にまともだった。

「悔しくねぇのかって聞いてんだよ!!」

「は、はい!」

(うわ〜タチが悪いな〜・・・)

哀れにも元・死神の迫力に負けたランティは訳も分からせてもらう時間も無く生返事してしまった。

「・・・・・・で、何が悔しいんだよ。」

タチの悪い酔っ払いの言葉ベスト10に入ってるであろう言葉が出てきた。

 

「は、はい!?・・・そ、それは・・・」

 

返答につまるランティ・・・それもそうだろう・・・

てか、お前が聞いたんじゃん!

 

俗に言う、お前ちゃんと俺の話しを聞いていたんだろうな言葉である。

お父さんやお母さんに聞いて見ればその時のプレッシャーと気まずさについて実に渋い顔をしてリアルに語ってくれるだろう・・・

 

「そ、そうですね〜・・・」

 

どうする!?ランディ!?

じゃなかった・・・ランティ!!

 

誤字ぐらい直せやコラァッ!!(゜Д゜#)

 

「俺は悔しい!この扱いが!」

 

「そ、そうっすよね〜!」

(ホッ・・・助かった・・・)

 

良かったね!ハンディ!

 

・・・・・・こういう作者なので、引き返すなら今の内ですよ・・・(´Д`)

 

ちなみに学生時代の作者の国語の点数は愚か、英語の点数も悲惨なほどに酷かったので、作者に文章がヘタクソだとの指摘は控えてあげてください。(´_ゝ`)

 

「大体、最初は最強の敵で押し出されてラスボスだったのに、結局白き月でもヘパイストスでもカルマに良い所を持っていかれたしよぉ・・・」

 

うわ!?この人、悪役が好きなんだ・・・

 

でも、シスコンがラスボスじゃあねぇ・・・(´_ゝ`)

 

バキィッ!!

 

「お前だって、気が付いてる筈だッ!」

 

レイはズビシッ!とランティと指差した!

その鋭く美しい視線は「お前の扱いだって同じぐらいぞんざいだろう?」と問いかけている・・・

「・・・ッ!?」

 

そのレイの視線からその言葉の意味を知ったランティは数歩よろめいた・・・

 

ちなみに、背景効果としては雷が鳴ったという事にしてください。

 

というか、普通は視線を感じたぐらいでそこまで分かるわけないだろうに・・・

相変わらず、困った時の奇跡頼みである・・・

 

「そして、お前もだっ!」

「ニ゛ッ!?」

そういうと、何故かレイの背後にいたミモレットを同じくズビシッ!と指差すレイ・桜葉・・・

 

「お前だって・・・使い魔の端くれだ・・・なのに、どこぞやの“尻尾の生えたクソガキ”に良いように耳を引っ張られて不満を覚えなかった事は無いだろう!?」

 

「ニニィッ!?」

 

ランティと同じく数歩よろめくミモレット・・・

ていうか、空中に浮かんでいるこいつのよろめきを数歩で現すなんて、日本語がおかしいだろう、オイ。

 

もう、いいんじゃない?こんな作者だからさ・・・(T T)

 

「そして、後日談では主人公だと聞いていたのに、この仕打ち・・・絶対に許す訳にはいかない・・・そして、俺に濡れ衣を着せたあのクソ馬鹿二人と、それを鵜呑みにしたクソガキ共もな・・・お前達・・・」

 

レイはランティとミモレットを交互に見渡して告げた・・・

 

「俺と一緒にクーデターを起こすぞ!」

「ニニィ!?だ、駄目ですに!そんな事をすれば・・」

「そうッスよ、おにぎりの言う通り、反逆は重罪ですよ!?」

 

「黙れ!法律は俺が定める!」

「そ、そんな無茶な・・・」

「心配するな!俺は最強キャラだからな!」

ちなみに、過信しすぎると最弱キャラにやられてしまいます。

 

「理由になってないですに〜!」

 

はい、ごもっとも・・・

 

しかし、レイの視線が殺気を帯びる・・・

 

「それとも、力づくでも従属させてやろうか・・・?」

 

『・・・っ!?』

 

二人共、レイが有言実行の人間だと知っているので、その言葉は真実味が濃すぎた・・・というか、その目が本気だったからだ。

 

「お前は悔しくないのか!?同じ卒業生であるカズヤばかりが美味しい役ばかり割り振られている事が!」

 

「そ、それは・・・」

 

「ミモレット!お前も悔しくないのか!?あんなチビに!」

 

「ニ・・・ニィ・・・」

 

「現状を変えたいとは思わないか!?」

 

「で、でも・・・」

「ご主人様が・・・」

 

「馬鹿野郎ッ!未来は自分で掴み取るものだろう!!」

 

「そ、そうだよな・・・」

「未来は掴み取るものですに・・・」

 

「よし!新生メシア隊の結成だ!」

 

ここに新生メシア隊が結成された・・・

 

随分と物分りの良い連中だな、オイ・・・作者てか因果律・・・

いかに心の広い読者の人達もこの急展開はどうかとおもったろうだろうよ・・・

ていうか、無理がありすぎるだろう!

 

〜期待の新入さん

 

協力出演して下さった燕さん。

ありがとうございます!

<(_ _)>

 

舞台は白き月へと移る・・・

 

「というのが、今回に至るまでの趣旨だ・・・」

 

机に肘を着き、淡々と述べるアバジェス。

 

「全然、言ってる意味が分かりません。」

 

それを、即答で返す燕さん。

 

当然の反応である・・・

 

「だから、レイ・桜葉が再び、死神のメシアとなって、皇国軍に宣戦布告をしてきたと言っているだろう・・・」

フゥ・・・とため息をつきながら、呟くアバジェス・・・

その声からは彼の疲労振りが窺える・・・

 

「だから何故、その人が宣戦布告をしてきたんですか?」

 

「そんなのは本人にでも聞いてくれ・・・」

 

「は、はぁ・・・」

 

「とにかく、君には新しい紋章機 GA−010のテストパイロットとして今回の騒動の鎮圧化にあたってもらいたい・・・君はそうだな・・・ルクシオールへ行ってもらって、タクトにでも・・・」

 

バタンッ!

 

「わ〜わ〜!可愛い!なぁなぁ、この娘が今回の新人さんか!?」

 

ドアを蹴破る勢いで入ってきたのは言わずもがなロキ・・・

 

「よし、新人!俺についてきな!」

 

「イヤです。」

 

「・・・・・・」

 

懸命な判断と即答した燕さんに拍手を送りましょう!

 

パチパチパチ・・・

 

「オイ!アバジェス!!この娘は新入りの基本を何もわかっちゃいねぇぞ!?」

「お前に言われたくはないだろう・・・」

「ハイ。」

ため息をつきながら返答したアバジェスに続いて頷く燕さん。

 

「やかましぃ!つべこべ言わずについてこなければここで、暴れまくるぞ!この野郎!!」

 

子供丸出しの馬鹿にブーイングを送りましょう!

 

ブーブー!!

 

「はぁ・・・燕君・・・悪いが(その馬鹿を)頼む・・・」

右手で頭を抱えながらアバジェスは燕さんに頭を下げた・・・

 

こうして、燕さんはロキの下で勤務する事になりました・・・(T T)

 

「・・・ったく・・・いきなり初対面でイヤですは無いだろう・・・」

 

アバジェスの部屋を出て、格納庫へ向かう途中でロキが燕さんを批難した・・・

 

「ロキさんの噂はリコちゃんから聞いてましたから・・・」

「あ?リコを知っているのか?」

「同級生です。」

「へ・・・?」

「家にも何回かお邪魔していたんですけど・・・」

「・・・・・・」

「もしかして、知らなかったんですか?」

「・・・・・・だって、俺の仕事って中々家に帰れない仕事だったからさ・・・」

ロキは燕さんに背中を向けていじいじと人差し指で文字を書き始めた。

    ・・ちなみに、全然可愛いなんて思わない・・・

 

「まぁいいや・・・ところで、俺の噂ってことだけど、リコは俺の事を何て言っていたんだ?」

「正直に言って良いんですね?」

「おう!ど〜んとこい!」

 

コレより先はとても、書ける内容ではないので割愛させていただきました・・・

 

「・・・以上です。」

「・・・・・・」

ロキは頭をうなだれて顔を上げない・・・

「ロキさん?」

「は、はは・・・死のうかな?」

「死ぬ気も無い癖にそんな事を言わないで下さい。」

「は、はは・・・」

痛い所をつかれまくったロキはただただ苦笑いするだけだった・・・

 

でも、私達は大いに大笑いしてあげましょう!

うわっはっはっはっ!(゜∀゜)

 

てなわけで、燕さんは早速、GA−010へ搭乗する事になりました。

 

「いいか、新人。その紋章機は超接近タイプで速度が半端じゃねぇ、だから、旋回時にかかるGも半端じゃねぇから、十分慎重にコントロールするんだぞ。」

 

GA−008のコックピットからロキが機体性能を大まかに説明した。

 

「了解。」

 

燕さんはプロテクトキーを回して・・・

 

「ロキさん、PASSWORDは何ですか?」

 

「ふ、決まっているだろう!」

 

自信たっぷりにそう言って、ロキはとても、こういった場所では書き込めないような放送禁止用語を平然と言ってのけた。

 

「以上の言葉を大声で叫べば起動するぜ!」

 

「セクハラで訴えます。」

 

「わっはっはっ!そういうのにはもう慣れてしまったから全然、平気さ!」

 

最低だ・・・コイツ。

 

「エレナさんに言います。」

 

「・・・・・・」

 

ロキの笑い声がやんだ・・・

 

「さて、PASSWORDを書き換えようか。」

 

ロキは大急ぎでPASSWORDを書き換えた。

 

「てなわけで、これより、俺達は哨戒任務に着いているルクシオールの面々に会いにいく事にする。エンジンをかけな。」

 

「了解。」

 

燕さんがエンジンを起動させるのと同時にロキもエンジンを起動させる。

 

(ほぉ・・・新型のエンジンは成功ってところか・・・)

 

二人はルクシオール目掛けて宇宙を駆けて行った・・・

 

 

「はぁ・・・まさかこんな事になるなんて・・・」

 

カズヤはベットから天上を見上げながら二週間前からルクシオールからいなくなった三人の事を思い出していた。

 

一人目は言わずもがな首謀者である死神のメシアことレイ・・・

 

レイさん・・・いい加減にその名前を使うのは止めてください・・・

 

思いきっしキャラ被ってますから・・・

 

二人目はカズヤの親友であるランティ・・・

 

ランティ・・・何となくお前がこういう事をしそうな雰囲気はあったよ・・・

 

三人目はミモレット・・・

 

ミモレット・・・君にはその資格がある・・・って何を言ってるんだ僕は・・・

 

まったく、リコもリコだけど、レイさんもレイさんだ・・・

 

「カ〜ズヤさん♪」

 

後ろから目隠しをされた・・・言うまでも無いリコだ。

 

「リコ・・・元気だね。」

「?カズヤさん何かあったんですか?」

「ん・・・いや、レイさんが再び死神のメシアを名乗ったのが気になってね・・・」

「知りません!」

「リ、リコ・・・」

「大体、覗きをしておいて、こんな事までするなんて・・・」

「いや・・・よく考えてみればレイさんが覗きをするような人には思えなくなってきてさ・・・」

 

嘘つけ!お前も『見損ないました!』とか言ってただろうが!

 

「カズヤさんは甘いです!あの人はヘパイストスであれだけのことをしてきたんですよ!?なのにどうして、そこまで寛大になれるんですか!」

 

「・・・・・・」

 

結局、僕はリコの勢いに押されてそれ以上何も言えなかった・・・

 

一方、どこぞやの基地の内部では・・・

 

どこの基地なのか説明しろよ!堯福Д゜#)

 

「ふ、ふふふ・・・もうすぐだ・・・見ていろ・・・この俺を本気で怒らせるとどうなるか・・・く、くっくっくっ・・・あーはっはっはっはっはっはっ!」

 

タッチパネルを操作しながらひたすら笑い続けるのは死神のメシア。

 

もういいじゃん・・・レイでさ・・・(´Д`;)

 

レイ・桜葉の復讐の準備は着実に整い始めていた・・・

 

というか、あなたって結構、本気本気って連呼してませんでした?

 

〜父親の威厳〜

 

「着いたぜ。あれがルクシオールだ。」

 

ロキは燕さんをルクシオールまで引き連れてきた。

 

「ふふん、イカすだろう?あのボディの設計は何を隠そうこのオ・・」

「こちらGA-010とGA-008です。着艦許可を求めます。」

 

「言わせろよ!」 堯福Д゜#)

 

「認証・・・確認とれました。着艦を許可します。誘導灯のサインに従ってくださいね。」

「ありがとうございます。」

 

「・・・お願い・・・聞いて・・・」 (´Д`;)

 

うわっはっはっはっ! (゜∀゜)

 

 

「ようこそ、ルクシオールへ、俺はこの船の艦長を任されているタクト・マイヤーズだ。ええっと・・・君の名前は・・・ええっと・・・確か、ミルフィーとリコから聞いていたんだけど・・・」

「燕といいます。」

「あ、そうそう!そういう名前だったね。」

「そういう名前とかじゃなくて、こういう名前なんです。」

「あ、ああ・・・ゴメン、ゴメン・・・」

「別に謝る事では無いと思いますけど?」

「あ・・・そ、そうかな・・・」

 

「燕ちゃ〜ん!」

格納庫に駆け込んできたのはアプリコット・桜葉・・・

 

「リコちゃん!」

燕さんは真正面まで近づいてきたアプリコットの手を握り締めて喜びを露にした。

 

「久しぶり〜!元気そうで良かった!」

「リコちゃんも!」

 

「つ〜ば〜めちゃん♪ルクシオールへようこそ・・・」

 

そして、次に現れたのはミルフィーユ・桜葉。

「あ、ミルフィーさん!」

「ルクシオールに来ると聞いて本当に驚いたよ。」

「うん!私も!」

 

和気藹々(わきあいあい)と再会を喜ぶ三人・・・

 

「・・・なぁ、タクト・・・」

「うん?」

「何か、俺達ってさぁ・・・」

「うん?」

「全然、眼中に無いって感じ?」

「うんうん・・・」

 

そして、すっかり蚊帳の外の二人は気まずそうにその場を後にするのだった。

 

一方、その頃・・・

 

「出来た・・・見るが良いランティ・・・これがお前の紋章機だ。」

 

またしてもどこぞやの基地の格納庫にて完成した紋章機をランティに見せるレイ・・・というか、何か、喋りかたが微妙になまってへんか?

 

ちなみに、最近作者は仕事で富山へ行き、富山の方言を少しばかりかじってきたそうです。(ちなみに富山は意外にゲーセンが多かったのに驚きました。)

 

「お前の近況報告なんかどうでもええんじゃあ!」(゜Д゜#)

 

「レ、レイさん!?」

 

「いかんいかん・・・俺とした事が・・・あくまでクールな主人公を演じなければ・・・」

 

もう、手遅れだからさ(´_ゝ`)

 

気を取り直してランティは自分の紋章機の感想を述べた。

 

ランティは真面目な目でレイを見据えて率直に感想を述べた。

 

「レイさん・・・本気(マジ)ですか?

 

「俺は至って本気だ・・・にも関わらず今の感想はどういう意味だ・・・?」

 

レイはランティの胸倉を掴み上げる。

 

(ま、本気かよーーー!!!)

 

「お前にならこの芸術(アート)が分かると思ったんだがな・・・」

 

(うわぁ・・・敗北フラグがたちそうな言葉を・・・)

 

レイ・桜葉の芸術性は高度すぎて、一般人には理解出来ないのです・・・

    ・・っというか、こう言えばランティが何を見たのか容易に想像できそうですね?

 

「そして、お前にならこの機体を乗りこなせるだろうと俺は思ったんだがな・・・」

 

キスが出来そうなくらいの距離でレイはランティの目を見据えた。

 

「・・・レ、レイさん・・・」

 

ランティをレイから漂う独特の香りが包み込む・・・

 

(レイさん・・・き、綺麗だ・・・)

 

・・・って何、薔薇族な展開になってんねん!?堯福Д゜;)

 

「かつて、俺はエンジェル達を選任した・・・その俺がこの究極の紋章機のパイロットにお前を選任したというのだ・・・ならば、お前はここで喜ぶべきでは無いのか?」

 

この後、ランティは新型の紋章機に搭乗する事を承諾したのだった・・・

 

さぁ・・・いよいよ、始まりますよ!

 

〜逆襲のミモレット〜

 

トランバール歴43×年・・・

 

レイ・桜葉率いる武装集団がトランバール皇国へ宣戦布告をしてきた。

 

はやっ!堯福Д゜;)

というか、それまでの引合い等は!?

 

そして、再びエンジェル隊の出撃とあいなりました!

 

あいなりましたじゃなくて、引き合いはどうしたんだって聞いてるんだよ!

 

シャイニング・スターを先頭にして、エンジェル達の紋章機達が戦闘配置についた。

 

無視かよ・・・

 

「あ〜・・・」

 

シヴァは痛い頭を抑えて司令を出した。

 

「今回、あの“死神のメシア”が再び宣戦布告をしてきた。しかも何故か、そなたらエンジェル隊を名指しにしてだ・・・皆の者・・・すまん・・・」

 

ちなみにシャトヤーンは過労の為に寝込んでいる・・・

 

(タクト・・・俺を感じるか?)

 

「感じるけど、イヤじゃい!」

 

そして、俺達の前にあいつの紋章機が現れた・・・

 

GRA−000 通称 アルフェシオン・・・

 

ここまではまだ、まともだったんだ・・・

 

そう・・・ここまでは・・・

 

「ふ、ふっふっふっ・・・久しぶりだな・・・こうして、再び敵として会うのはな・・・」

 

「そうか?“カルマ”の前はお前だったじゃないか。」

 

「やかましい!」

 

何だろう・・・いつものこいつらしくないな・・・

 

そうして、全スクリーンに仮面をつけたあいつの姿が映った・・・

 

「今回という今回ばかりは本気で怒ったからな・・・覚悟しろよ・・・テメェ等・・・」

 

あいつの前髪の隙間から見えるおでこには青筋がたっている・・・

 

「本気で怒るも何も、今までも割と怒っていたよな・・・」

 

「じゃかあしい!!」

 

「お、お兄ちゃん、そんなに怒ると身体に悪いよ?」

 

「っるせぇ!誰のせいでこんなに怒っていると思ってるんだ!」

 

「え?誰のせいなの?」

 

本気で聞いてくるクソ馬鹿女・・・

 

このアマ・・・いつまでも天然ぶれば済むと思うなよ・・・

 

「メシアさん・・・今度は一体、どんな理由で戦闘を仕掛けてきたんですか・・・」

 

ぶっきらぼうに問いかけるアプリコット・・・

 

「フン・・・それをお前に答える必要は無い・・・」

 

フンだ・・・リコの馬鹿・・・

 

「あれ・・・いつもならリコ一筋なのにな・・・」

呑気に作戦司令室で構えているロキははて?と首をかしげた。

 

どうでもいいが、この男が今回の騒動の張本人なのだが・・・

 

「あ、そっかぁ〜レイも反抗期という事か〜!」

 

「お前、馬鹿だろう?」

 

「誰が馬鹿だと!?」

 

「あなたですよ。」

 

「・・・・・・」

 

うわっはっはっはっ!まさに、その通り!!

 

「どうでもいいけど、今回もお前一機か?」

 

「ふ、ふふふ・・・まさか・・・今回の俺は一味違うぜ・・・」

 

レイがそう言った瞬間、次々とアルフェシオンが出現した。

 

その数は軽く見ても、40機は超えている・・・

 

「あ・・・あぁ・・・」

 

カズヤは言葉を失っていた・・・

 

それは、他のメンバーも同じだった・・・

 

しかし、彼等は戦慄で言葉を失っている訳ではない。

 

「うわ〜かわいい〜♪」

 

まず、沈黙を破ったのはミルフィーユだ。

 

何とこともあろうか・・・現れた増援のアルフェシオン達は皆、デフォルメ化されていたからだ・・・

 

「レ、レイ・・・恐ろしい奴だ・・・」

 

「ふ・・・ようやく理解できたか・・・ちなみにこいつらの名前はアルフェオンだ。」

 

こいつ、本気(マジ)で危ない奴だ・・・関わりたくねぇ〜・・・

 

「そっしてーーー!!」

 

レイは嬉々として右手を大きく振り上げた・・・

 

次の瞬間、アルフェシオンの後方に巨大な物体が現れた・・・

 

何故、巨大な物体という表現をしたかと言うと・・・

 

「ミ、ミモ!?」

 

素っ頓狂な声をあげるテキーラ・・・

 

「何てこと・・・」

 

ヴァニラは珍しく口を大きくポカーンと開けた。

 

次に出現したのは何と巨大なミモレットだった・・・

 

「うわ〜可愛い〜〜〜♪」

 

「お、お姉ちゃん?」

 

アプリコットは現状を読み込めていない姉の思考回路に困惑している。

 

「・・・父上・・・」

 

シヴァはそれをかろうじて言うと卒倒した・・・

 

「お、おい!」

 

これには流石のロキも驚いた。

 

「お、おい!アバジェス!医務班を呼べっ!おい!聞いてんのか!?」

 

ロキはスクリーンを見つめたまま動かないアバジェスに何度も呼びかけるのだが・・・

 

「おい、アバジェスッ!!」

 

「レイ・・・見事だ・・・」

 

アバジェスは巨大ミモレットを惚れ惚れとした表情で見ていた・・・

 

「駄目だーーー!!」

 

ロキは頭を抱え込んだ。

 

 

エンジェル隊の前に立ちはばかる新生 メシア隊・・・

 

「ふふふ・・・天使共・・・この俺が味わさられた屈辱・・・テメェ等に、残さず味あわせてやる・・・覚悟しろ・・・」

 

レイの声は凄みを帯びていた・・・

 

しかし・・・

 

「何が、屈辱よ。元はあんたが覗きなんかしたからでしょうが。」

とランファ・・・

 

ブチ!

 

レイの額に新たなる青筋が立つ・・・

 

「まったく・・・いくら、気ぐるみ愛好家の私でもあなたの美的センスは最低クラスですわ。」

 

ブチ!

 

レイの額に新たなる・・・以下略・・・

 

「その姿は神を冒涜しています・・・仮にも神ともあろう方のなさる事とは思えません・・・」

とヴァニラ・・・

 

ブチ!

 

レイの・・・面倒くさいから略・・・

 

「はっきり、言えば“馬鹿”だな。」

とアニス・・・

 

ブチ!

 

「親分の言う通り、馬鹿なのだ〜!」

 

ブチ!

 

「いや・・・あんたには毎回毎回、三流と言われてきたけど・・・あんたに一流と言われるのは何か、複雑な心境だねぇ・・・あんたに言われてもねぇ・・・」

 

ブチ!!

 

「フォルテ殿と同じ心境だ・・・剣を持つ者が、そのような低レベルな発想しか持っていないとは・・・」

 

ブチ!

 

「どうでもいいけど、人の使い魔を勝手に使わないでよ。あんた自身がアバジェスの犬のような存在なのに・・・」

 

ブチッ!!

 

「お父さんももう少し、お友達は選ぶように言っておかないと・・・」

 

ブチッ!

 

「レイさん・・・一体何がしたいんですか・・・」

 

「カズヤさん、油断しないで下さい!何せ、相手は死神のメシアなんですから!」

 

グサッ!グサッ!

 

「ねぇねぇ!私にも一つ頂戴!!」

 

ブチブチブチブチブチブチィーーーーッ!!!

 

「お前さぁ・・・」

 

タクトは大きなため息を大袈裟について、はっきりと言った。

 

 

「馬鹿だろう?」

 

 

ブチィッ!!!

 

 

「ふ・・・ふふふ・・・キ・レ・た・・・♪」

 

妙に丁寧なレイの口調・・・

 

「・・・?」

 

「このガキ共・・・今回という今回ばかりは手加減なしではり倒してやるからな・・・」

 

レイはその仮面を邪魔だと言わんばかりに掴んで割った・・・

 

そして、その仮面の下からは目の据わりまくったレイの顔があった。

 

(うわ!こいつ本気モードだ・・・)

 

その時、全員はとても大事な事を思い出した・・・

 

デフォルメされた敵機のせいで忘れていたが・・・

 

「レ、レイさんが・・・本気で怒ってる・・・」

 

レイ・桜葉は・・・

 

「まっずいなぁ〜・・・あれは本気で怒っているな・・・」

 

もの凄く強いのだ・・・

 

「はり倒したらぁあああーーーーー!!!」

 

鬼の如くキレたレイを筆頭に反乱軍が仕掛けてきた。

 

遂に動き出すSD版アルフェシオンことアルフェオン・・・

 

「な、何かやる気がそがれるような外観ねぇ・・・」

 

ランファがそう言った次の瞬間・・・

 

アルフェオンの肩口に不釣合いなほどに巨大なビームキャノンが現れて、侮っていた天使達に向けて火を噴いた。

 

ミュッ!

 

ちなみに今のはアルフェオンの泣き声こと効果音である・・・

 

ゴオオオーーーー!!

 

「デ、デケェッ!!」

 

レリックレイダーの下部をアルフェチオンのビームキャノンが駆け抜けていく。

 

「見かけに騙されるんじゃないよ!火力は本物だよ!」

 

「フォルテさん!前から来ますわ!」

 

「チィッ!」

 

天使達は可愛らしい外観をした悪魔に振り回される。

 

そして、カズヤ達はというと・・・

 

「も、もしかして・・・ランティか?」

 

カズヤは自分目掛けてゆっくりと接近してくる巨大な猫・・・もとい、巨大ミモレットにコンタクトをとってみる・・・すると・・・

 

「カズヤ・・・お前は今日ここで俺に倒されるんだ!」

 

「ランティ・・・全然、意味が分からないよ・・・」

 

「ランティさんまで何をやってるんですか!」

 

「ふ・・・自分の胸に手を当ててみることだな・・・」

 

「何、三流の悪役ぽいことを言ってるんだよ!」

 

「俺はずっと我慢してきたんだ・・・この扱いの雑さに・・・お前には分からないだろう!カズヤ!!」

 

巨大ミモレットから多数の60ミリ口径ミサイルが発射される。

 

「分かりたくも無いよ!」

 

そして、カズヤはそれを絶妙なタイミングで回避していく・・・

 

 

しかし、最も大変な事になっていたのは・・・

 

「オラアァ!!」

 

「う、うわっ!?」

 

いつもより、出力の高いフライヤーのビームがシャイニング・スターを容赦なく直撃していく。

 

言わずもがなタクト&ミルフィーユとレイの戦いだ。

 

「よくも・・・よくもこの俺をチカン扱いしてくれたなぁーーーーーッ!!!」

 

復讐の鬼・・・いや、復讐の悪魔と化したレイはお得意とも言える多彩かつ卑怯極まりない兵器の数々を何の躊躇もせずに次々とタクトにお見舞いする。

 

「タチ悪すぎぃーーーー!!!」

 

果たして・・・この複襲劇の行く末は・・・

 

 

え〜!?続けるほど価値があるの〜!?堯福Д゜;)

 

 

後編へ続きます♪

 

 

 

 

 

 

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