〜カルーアがちっちゃくなっちゃった！？〜

　　　　　　　　ドカーン！！！

『何だ！？』

「たいへんですに〜！！」

「ミモレットちゃん！？」　

「カルーア様が大変なんですに〜」

「マジョラム少尉が？」

「どうかしたのか？」

「それが・・・」

「あらあら〜皆さん慌ててどうしましたの〜？」

『！？』

何処からかカルーアの声が聞こえるが、姿が見えない

「カルーアの声なのだ！！」

「カルーアさーん！何処ですか〜？？」

「・・・此処ですに・・・」

そう言うとミモレットの頭からひょっこりとちっちゃなカルーアが出てきた。

「マジョラム少尉！？」

「カ・・・カカカカカルーアさん！？」

「ちっちゃくなっっちゃてるのだ！」

「どーなってるんだ！？」

「それが・・・カルーア様が魔法の実験をしていたら・・・」

「くしゃみがでて〜そのまま他の薬品がはいってしまいましたの〜それで薬品が爆発して〜」

「カルーア様はこんなに小さくなってしまったんですに〜」

「さっきの爆発はそれだったんですね〜」

「それで、元に戻る方法は？」

「それが〜、わからないんですの〜」

『えぇ〜！？』

「わからないって・・・じゃあどーすんだよ！」

「わからないから相談しにきたんですに！！」

「まぁまぁ、慌てなくても〜大丈夫ですわ〜」

「何故だ？？」

「この薬品は〜時間が経つと〜効果が切れて、自然に元に戻りますわ〜ですから〜そのうち元に戻りますわ〜」

「ふーん。で、その期限ってどれくらいだ？」

「わかりませんわ〜でも〜、今はこれしか方法がありませんの〜。」

「方法がないのなら仕方あるまい。とりあえず方法が見つかるまでマジョラム少尉はこのままにしておこう。

これ以上小さくなったり巨大化したりしたら困るからな。」

「そうですね。あ、でもイザベラ司令官には何と言えば・・・」

「そのまま正直に言えば良いだろ？」

「そんなことをしたら大問題になるぞ？アジート少尉。」

「そうなのだ！大問題になるのだ！もしかしたら給料カットされるかもしれないのだ！」

「ゲッ！そりゃまじかよ」

「まじなのだ！」

「そうならないためにも、私達の力だけでカルーアさんを元に戻さないといけません！！」

「うーむ。それにしても、、いったい何と言えば・・・せめて期限がわかれば・・・」

　　　　　ボン！ボワン！

『！？』

「に''-----！！！」

「あらぁ？元に戻りましたわ〜」

『え？』

「本当だ・・・元に戻ってる・・・何で？？」

「多分〜薬品の期限が切れたからですわ〜。どうやらあの薬品の期限は、１０分だったみたいですわ〜」

『じゅ・・・１０分！？』