第六話「血を流す心」
イーグレットは眩しい光を感じ、目を開けた。するとそこには電灯と心配そうに覗き込
む仲間達の顔があった。
「みんな・・・」
「大丈夫か?イーグレット」
腕に包帯を巻いたソーラが言った。ソーラか何故腕に包帯を巻いているのか、イーグレ
ットは記憶を辿ってみた。
「そうか、私は・・・・」


数十分前・・・
「チームフェザー出撃!」
「了解!」
チームフェザーが出撃した。またしてもビルギオンが攻めてきたのだ。今回は大型や砲
撃型はおらず、突撃型ばかりである。
「ミサイル食らえぇ!」
ソーラ機からミサイルが飛び、ビルギオンに見事命中した。それを見たガルダが言う。
『ソーラ、撃ち過ぎるなよ。まだ伏兵がいるかも知れないんだからな』
「うっせえな、分かってるよ」
そう言いながらソーラは無遠慮にミサイルやビームを連射し続ける。
『やれやれ、おっと』
ビルギオンが2体接近してくる。ガルダは素早く剣を振り、2体同時に切り裂いた。
スパァッ!
『無駄話している暇はなかったな。とっとと片づけるか』
ガルダがクロービームを放ち、迫るビルギオンを次々に打ち抜く。ビルギオンは瞬く間
に数を減らしていった。
「あ、逃げてるです」
サンディが追いかけていたビルギオンが逃げ出し始めた。それに続いて他のビルギオン
も撤退し始める。リーズがほっと胸をなで下ろした。
「よかった。もうエネルギーが切れかけてたんです」
『みんな消耗が酷いな。隊長、もう帰艦したほうが・・・隊長?』
イーグレットは逃げるビルギオンを追いかけて行く。
「お、おいイーグレット!何やってんだよ!」
ソーラも後を追いかける。イーグレットは逃げるビルギオンに向かってミサイルを発射
した。
「当たれ、当たれぇ!」
しかしミサイルは一発も当たらない。イーグレットは冷静さを失っていた。
「兄さんの仇を、仇を・・・何だ?」
1体のビルギオンが動きを止め、イーグレットを睨みつけた。またとないチャンスだ。
「覚悟を決めたか。食らえ!」
ミサイルが発射される。しかしビルギオンはそれをあっさりと躱した。そしてそのミサ
イルが向かった先には・・・。
ドーン!
「うわあぁぁ!」
「クレーン少尉!?」
ミサイルが当たったのはソーラのイカルスだった。ソーラ機は速度を落とし、ふらふら
と飛び続ける。
「そんな・・・クレーン少尉」
イーグレットはショックで操縦できなくなってしまった。ビルギオンが今がチャンスと
ばかりに鍵爪をイーグレット機の機体に突き立てる。
ドン!バン!
「うわあぁ!」
バキバキバキッ!
「ぐわあっ!!」
機体の装甲が拉げてゆく。1体がコクピットに鍵爪を突き立てようと振り上げる。
『隊長!』
寸前の所でガルダがイーグレットの元へと駆けつけた。
『退けっ、隊長から離れろ!』
ガルダが怪力を発揮し、機体に群がるビルギオンを全て引き離した。
『でりゃああっ!』
ガルダのクローがビルギオンの外骨格を切り裂き、そのまま腕をビルギオンの体に突き
刺して内蔵を引っ張り出し、残った数体を剣で細切れにした。
ズバッ!ザクッ!
『隊長、ソーラ、しっかりしろ』
ビルギオンは全て倒したものの、イカルス2機は修理が必要になり、ソーラとイーグレ
ットは気絶してしまっていた。


そして、ソーラは腕に傷を負っていたが医務室に運ばれた直後に目を覚まし、イーグレ
ットは先程まで眠り続けていたのである。
「クレーン少尉、すまなかった。私があんな事をしなければ」
「いいって、気にすんなよ。俺だって除けれなかったんだし」
「クレーン少尉・・・」
「大丈夫だよイーグレット、姉ちゃんは踏んでも蹴っても死ぬようなタマじゃないから

「マーティンお前、それ褒めてんのか?それともバカにしてんのか?」
「ひえぇ、姉ちゃん。肩に爪立てないでぇ」
マーティンが余計な事を言った為にひどい目にあっていた。
「イーグレットさん、少し休んでて下さい。きっと疲れてたんですよ」
「そうですぅ。後でハーブティーを持ってきてあげますです」
「ありがとうピジョン少尉、シーガル少尉」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ソーラ、マーティン、リーズ、サンディの4人がイーグレットの目覚めを喜ぶ中、ガル
ダはただ一人黙ったままだ。やがて5人はイーグレットが落ち着けるようにと医務室を
出ていった。


(何故だ、何故私はあんなことを・・・)
イーグレットは心の中で自分に問い続けた。あのとき、途轍もない怒りと憎しみの感情
がイーグレットを支配し、結果として仲間を傷つけた。
(私は仲間を・・・・殺してしまうかも知れなかった。どうして、私は、私はそんなに
醜い心を持っていたのか?)
突然、脳裏にバーナードの姿が見えた。そして、撃墜されたイカルスの姿も見えた。だ
がそれはバーナードの物ではない。仲間達のイカルスだ。
「嘘だ、嘘だ、そんなこと」
痛くはない、だが痛い。忍耐不可能な痛みが、心臓から全身に広がってゆく。イーグレ
ットは両手を広げた。そこに血の跡がないことを確認したかったのだ。
(この手を仲間の血に染めるなど、あってはならない)
二度と剥がれない赤い色、それを思い浮かべたイーグレットは必死で手を閉じた。爪が
食い込んでも力を緩めない。
「う、うぅ・・・・・」
今度は寒気だ。痛みと寒気が全身を包み込んだ。イーグレットは目を閉じ、歯を食いし
ばり必死で耐えようとするも、その感覚は内と外からイーグレットを食い破ろうとして
くる。
「私は・・・・どうすればいいのだ」
イーグレットの閉じられた手に、温かい手が添えられた。イーグレットは驚いて目を開
けると、そこにいたのは。
「ガルダ!」
「・・・・・・・・」
ガルダは何も言わず、ただ手を添えていた。その暖かさは、次第にイーグレットの落ち
着きを取り戻させた。やがてガルダは手を離した。
「落ち着いたか?隊長」
「ガルダ、いつの間に」
「隊長が退屈してるんじゃないかと思ってな。様子を見にきたんだ」
「そうか、格好悪いところを見せてしまったな」
イーグレットが寂しそうに俯く。ガルダは続けた。
「まだイカルスには乗れそうにないな。しばらくはここでゆっくりしてしてくれ」
「ああ、そうさせてもらうよ・・・・」
落ち着きを取り戻したものの、イーグレットの表情は暗い。
「隊長、聞いたよ。隊長がビルギオンを憎む理由を」
「クレーン少尉が話したのか?」
「そうだ、今回のことはそれが原因か?」
「だろうな、私はもう、隊長失格だな。仲間を傷つけるなんて」
それを聞いたガルダは言う。
「隊長、あんたは何を持っている?」
「え?」
「何を持ってるんだ?」
(ガルダ、どう言うことだ?私の持っている技能の事か?)
イーグレットは混乱しながらも答えた。
「持っているとすれば銃の腕か、もしくは操縦技術だけだ。あとはなにもない」
「じゃあ、隊長の兄さんとやらはそれしか持っていなかった訳だな」
「な・・・・!?何を言うか!兄を侮辱するのか!」
「一番侮辱しているのは今のあんただ」
「!!」
イーグレットの表情が固まる。自分が今言ったことを思い出すと、自分は兄からそれだ
けしか学ばなかったとしか思えない。いや、そんなはずはない。バーナードは他にも様
々な事をイーグレットに学ばせたはずだ。だが、それが何なのか思い出せない。それは
、自分に後を託して去った兄に対しての侮辱かも知れない。イーグレットはそう思った

(私は何を学んだ・・・兄さんの側にいながら、銃の使い方と操縦法しか学ぼうとしな
かったのか。兄さんのような隊長になろうと心がけてきたはずだったのに)
イーグレットの体にまた痛みと寒気が走り始めた。イーグレットは背を曲げて体を振る
わせる。
「私は、私は・・・・」
ガルダは震えるイーグレットの背中を優しく摩った。そして呟いた。
「自分は一人じゃないことを教わらなかったか?」
「一人じゃ、ない?」
「確かに隊長の兄さんは酷い死に方をしたと思う。でも、隊長に後を託したという事は
、隊長の事を誰よりも信頼していたという事だろ。兄さんだけじゃない、ソーラもマー
ティンもサンディもリーズも、俺も隊長を信頼している」
「ガルダ、お前は、こんな私を信頼してくれるのか?」
「もちろんだ。確かに俺は隊長の事をほとんど知らない、それでも信頼できるんだ」
「何故だ、どうして、仲間を傷つけるような私を」
「隊長・・・いや、イーグレットだからだ。どんな理由であれ、俺達はあんたを隊長だ
と思っている。それは今も変わらないさ」
「ガルダ・・・・」
「これだけは約束して欲しい。兄さんの事を忘れろとも、仇を討つなとも言わない。で
も仲間がいる事を忘れないでくれ。仲間の事を忘れたら、本当に独りぼっちになってし
まう」
ガルダはそう言うと医務室を出ようとした。その直前、ガルダは言った。
「隊長、あんたには兄さんとの思い出がある。それだけでも十分幸せなんだ」
ガルダは医務室を出て行った。イーグレットはもう一度両手の平を見る。赤い色は見え
ない。あるのは、掛け替えのない仲間を守り抜くという強い決意だけだ。
「もう傷つけさせはしない、絶対に」


「で、お前達は何をやってるんだよ」
医務室から出たガルダだったが、扉の横で立ち去ろうとしているソーラとマーティンを
見つけて尋問していた。
「いや、俺はただイーグレットの様子を見に来ただけで」
「そうそう、決して盗み聞きなんてしてないからさぁ」
ガルダは呆れ返る。
「マーティン、お前わざとバラしてないか」
「あ、分かった?」
「バラすなよおい!」
ゴン!
「バラン!?」
ソーラが拳骨を食らわせる。
「何の怪獣だよ!」
「大怪獣でーす」
どうもこの二人の会話は漫才になってしまうようだ。ガルダは二人に聞いた。
「漫才もいいが二人とも、聞いてくれ」
「ん、なーに?」
「今日の戦闘で、何か妙な感じがしなかったか?」
「うーむ・・・」
ソーラとマーティンが首を傾げる。するとマーティンがある事に気がついた。
「そう言えば、今日は無性にミサイルを撃ちたくなったような」
「あ、俺もそう思った」
「やはりな・・・」
ガルダの推測は正しかったようだ。その推測とは・・・・。


イーグレットはブリッジにいた。まだ腕の傷が完治していないソーラもそこにいた。前
方のモニターには、再び襲撃してきたビルギオンを迎え撃つ仲間達の姿が映っていた。
「あ、避けろ避けろ!よし、やった」
ソーラはモニターに向かって騒いでいる。イーグレットはただ黙ってモニターを見つめ
ていた。戦闘はこちら側がやや優勢に見える。
「みんな、無事でいてくれ」
イーグレットは呟く。


「てりゃあ!」
マーティンが放ったビームがビルギオン一体を撃ち抜いた。
「よし、次々」
「マーティンさん凄いですぅ」
『まだ来るぞ!』
ビルギオンは確実に数を減らしてはいるが、残った者は素早い動きで攻撃を躱し続けて
いる。
『何も起きないな、やはり俺の考え過ぎだったのか?』
ガルダの考えは外れていたのだろうか。いや、残念だが彼の推測は当たっていた。
ドーン!
「うわぁっ!」
「きゃああぁ!」
マーティンとサンディのイカルスにビームが命中した。
『リーズ!?何をしている!』
砲撃型ビルギオンではない。ビームを撃ったのは信じられない事にリーズであった。
「リーズさん!どうしたのです!?」
「リーズ、しっかりしてよ!」
すると、イカルスの通信機からリーズの声が聞こえた。その声は明らかに異常な物であ
った。
「・・・こないで、こないで、こないで、こないでえぇぇぇ!!!」
リーズ機がビームを乱射する。敵も味方もお構いなしだ。リーズは今、恐怖心に支配さ
れていた。
「こないでえぇぇぇーー!!」
「リーズ、止めてよ!しっかりしてよ!」
「リーズさぁん!」
マーティンとサンディは必死に攻撃を避け続けた。だがリーズはチーム内でもトップク
ラスの射撃の腕を持っている。用意に躱せはしない。イカルスの装甲はあっという間に
傷つき始める。
『ビルギオンに何かされてるな!原因は何なのだ?』
ガルダが周囲を見回す。すると、小型のビルギオンがゆっくりと離れていくのが見えた
。ガルダは自分の直感を信じた。
『あいつか!』
言うが早いかガルダがクロービームを放つ、だが別のビルギオンが前方に現れ、ビーム
の盾になった。小型ビルギオンはどんどん離れてゆく。
『やはりあいつか、待てっ!』
ガルダは追う。しかし、そうはさせまいと残ったビルギオン全てがガルダの進行を遮る

『邪魔をするな!』
ガルダは両手を突き出した。直後に数体のビルギオンが動けなくなる。サイコキネシス
を使ったのだ。それでも全てのビルギオンを押さえる事はできず、巨大なかぎ爪がガル
ダを襲った。
ガリガリッ!
『ぐああっ!』
かぎ爪がガルダの背中に傷を作った。ショックでサイコキネシスが解け、ビルギオンが
再び動き出す。そして攻撃は容赦なく続く。
「リーズ、元に戻って!」
「リーズさんを攻撃なんてできないですぅ!」
「いやあぁぁぁぁ!!」
マーティンとサンディもリーズの説得を続けるが効果はない。この異常の原因である小
型ビルギオンはそうしている間にどんどん離れてゆく。


「リーズ、どうしちまったんだよ、しっかりしろよ!」
「止めるんだリーズ!」
ウィルとソーラは通信でリーズに呼びかけ続けている。ヴァルミネスの攻撃も接近して
くるビルギオンを追い払うだけで精一杯だ。とても援護はできない。
「・・・・・させるか!」
イーグレットは急いで格納庫へと向かった。格納庫のクルー達もモニターを見て動揺し
ていた。
「チ、チーフ、リーズちゃんどうしちゃったっスか!?」
「俺にも分かんねえよ。何が何やら」
「あぁ!イーグレットさん、何やってるんスか!?」
ジェイが大声を上げる。イーグレットが慌てふためくクルー達を押しのけてイカルスに
乗り込んだのだ。
「おいイーグレット止せ!まだ整備が完璧じゃないんだよ!」
グオオ・・!
エンジンがかかった。
「みんな、そこを退くんだ。イカルスが出るぞ!」
イーグレットのイカルスが出撃した。


「イーグレット何をしている。戻るんだ!」
ウィルが通信を送ってきた。
「拒否します。このままではただやられるのを待つだけです」
イーグレットはそう言って通信を切った。
『隊長!?』
ビルギオンの攻撃に耐え続けていたガルダはイーグレットが出撃したのに気がついた。
「大丈夫かガルダ」
『俺にかまうな、それよりあの小さいやつを頼む。俺はこいつらを押さえておく・・・
ぐああっ!』
「分かった!」
イーグレットのイカルスが全速力で小型ビルギオンを追った。小型はスピードを上げて
逃げてゆく。
「もう誰も、傷つけさせるものか!!」
イーグレットがミサイルを撃った。ミサイルは小型ビルギオンの背中に命中した。ビル
ギオンは悶え苦しむ。
「あ・・・あれ?私は・・・」
それと同時にリーズは正気を取り戻した。
「良かった、リーズが元に戻った」
「ひやひやしたですぅ」
ガルダを攻撃していたビルギオンも散り散りに逃げ始める。
『よくも仲間を利用してくれたな。逃さんぞ!』
ブォン!
ガルダが両手に力を込める。すると幾つもの光球が出現した。
『食らえぇ!』
光球が全てビルギオン目掛けて飛んでゆく。
チュドォーーン!!!
そして次々に爆発し、ビルギオンを消し飛ばした。残るは苦しみ続ける小型だけだ。
「兄さん・・・私はまだ未熟だ。でも、絶対に仲間を守り抜いてみせる。それが私の信
じる道だから!」
もう一発ミサイルが飛んだ。それはビルギオンの弱点である腹部に命中し、小型ビルギ
オンは動きを止めた。


「イーグレット、君は何をしたか分かってるだろうね」
「はい、指令」
戦闘は終わり、チームフェザーはヴァルミネスのブリッジに集められた。そこではウィ
ルが真剣な眼差しで待っていたのだ。
「君には待機を命じていたはずだ。だが今回の無断出撃、それにその前の暴走行為、禁
固刑は免れないだろうな」
「はい・・・」
「ちょっと待てよ!」
「待ってよウィル!」
ソーラとマーティンが割って入った。
「そりゃ一方的すぎるぜ。イーグレットはこいつらを助けたくて出撃して、結果的に全
員助かってるじゃねえか!」
「そうだよ、それにあの暴走だって、あのビルギオンが変な装置を積んでいて、それで
イーグレットがおかしくなったんでしょ?カイさん達に聞いたよ」
先程、倒された小型ビルギオンの死骸から奇妙な形をした機械が発見された。イーグレ
ットとリーズがおかしくなったのは、この装置によって恐怖心や憎しみなどの負の感情
を増幅されていた為のようだ。それ以外の人間にあまり作用しなかったのは分からない
が、どうやら個人差があるらしいとのことだった。
「そうです。酷すぎるです!」
サンディも珍しく怒っていた。そんな三人を見てウィルはニコッと笑った。
「・・・と言うだろうね。上層部ならさ」
「え?」×3
「イーグレット、大事な仲間達を救ってくれた事、とても感謝するよ」
「指令、それでは・・・」
「この状況で禁固刑なんて出来るわけないだろ?そもそも君を罰する理由はなくなった
からね。これにて解散」
「ウィル、じゃあイーグレットはお咎め無しなんだな!?」
「もちろんさ」
「よっしゃあ!」
「やったあ!」
ソーラもマーティンも、まるで自分の事のように喜んだ。
「隊長、さっきは助かった、ありがとう」
「礼を言うのは私の方だ。ガルダ、ありがとう」
そう言って二人は握手を交わした。イーグレットは優しい笑みを浮かべてブリッジを後
にした。
「???・・・どうして仲良くなってるの?」
「大変ですぅ」
(お二人が、いつの間に!?)
そんな二人を見て危機感を感じるマーティン、サンディ、リーズの三人。
「何変な顔してんだ?」
そしてその理由が分かっていないソーラであった。


自分は一体何処から来たのか。
そして自分は何処へと向かうのか。
自分の果たすべき役目とは。
蒼く輝く星は何も語らない。
第七話「懐かしき輝き」
「ボクが家族になるよ、兄さん!」

 

 

 

 

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